江崎光世先生のセミナーにて勉強して参りました

東村山市　小平市のピアノ・声楽・リトミック教室「きらきら音楽院」の伊藤三絵子です。

第１０回リーラ・ムジカセミナーに参加して参りました。

今回の講師はピティナ専務理事の江崎光世先生、以前もこの六本木にて先生の指導法を

教わってきましたが先生のその教え方も勉強になりますが、先生としてブレてはいけない

その精神の強さにセミナーに参加した先生方が引き込まれて行く空気を感じました。

先生ご自身は小さなころから特殊なピアノ教育を受けられていたわけではなく、

小学校の高学年くらいからピアノをはじめられたというから本当に驚きです。

その後も素晴らしい先生に導かれたという経験はなく、ピアノ教師になろうとは夢に

思っていなかったそうです。大学を卒業した時に急性腎臓炎という病気にかかられ、

卒業した次の年に病院で入院されたと・・・思えば最初のショックが大きすぎました・・・と

語られていました。その後、なんとなく親のススメで大学の非常勤講師をスタートされ、

江崎先生のピアノ講師人生が名古屋にて始まったそうです。

その後結婚を機にピアノ教室を自宅にて開業され、現在は二俣川で今もピアノ教室を

されているいます。

先生の最初の目標は、全員が練習してくるピアノ教室を目指すとことから始めたという

のですから本当に素晴らしい志です。金メダルごっこをしたり、全員の練習を書きだして

もらった、時には自宅で生徒が練習を始めるタイミングに電話をしてからはじめさせたという

のだから半端ないと思います。

習い事の中で「そろばん」や「水泳」や「英語」などはほとんどが先生の所でするのが

基本ですが、ピアノと言う習い事は自宅で練習をすることが基本だということを親に

わかってもらえるようにそれはそれは時間をかけて説明されたそうです。

現在は、教育熱心な親御さんが通われるピアノ教室でコードやグループレッスンを

していらっしゃるそうです。

その後流れはレッスンのノウハウになっていきました。

メモをとりましたのでここからは自分のための箇条書き

☆耳が発達する時期に耳の訓練をする大切さ⇒適期教育

☆カデンツをしっかりやっておくとインベンションに入った時に楽になる

☆要約して楽譜がよめるようになると読譜がはやくなる
（小学校３ねんせいまでにできるだけで教える）

先生のしていらっしゃるレッスンの内容

☆調合カードを見せて主和音を弾かせる

☆チェルニーにコードネームをふる

☆コードネームをかかせる（第二転回形も含む）

☆講評を生徒にかかせる（他の生徒の演奏を聴かせる）

☆子供に手紙を書かせる

　⇒公の場で弾いてきたら必ず書かせる
　　どのような道順でいってきたか、　
　　なに線にのっていってきたか　
　　どこのホールで弾いて来たか
　　どんなピアノだったか？　
　　どんな響きだったか？

・・・最後に東大医学部に行った生徒の作文のお話をきかせていただきました

その生徒さん、小学生の時にコンクールで間違えたて落選されたそうです。それまでは
何をやっても成績優秀な完全なエリート。

その後に作文に

落ちた人の気持ちが判るようになりました
　　　　　　　　　　　　　　　　
先生はおっしゃいます。小さい頃にいっぱい失敗しておくこと、それは宝物なんですよ。

きらきら音楽院でもいっぱい先生のノウハウを取り入れて行きたいと思います。

勉強はどんなにしてもいいものですね